子育ては、いつから「してあげる」から「見守る」へ変わるのだろう。この一年、そんなことを何度も考えさせられた。
長男は、地元を離れ専門学校へ通っている。この二年を使い、学校に通いながら教習所へも通い、バイトも忙しい中、やっと運転免許を取得した。先日少し帰省し、運転の練習をしたいと私を助手席に乗せ、諏訪湖周辺をドライブした。私にとっては、助手席に乗ることも初体験。ハンドルを握る姿を見ると嬉しさと同時に少しの不安も込み上げてくる。守ってきた存在が自分の責任で社会へ踏み出していく。その成長が誇らしくもあり、親としての役目が少しずつ変わっていくことを感じさせられた。
次男は高校生活最後の年を迎える。サッカーの新人戦では、メンバー入りを果たしたものの、決勝戦ではベンチで悔しい思いをした。結果が出ないもどかしさ、報われない努力を思うと、胸が締め付けられそうになる。それでも「これからもやるしかない」と前を向く姿に親の方が励まされている。最後まであきらめずに挑み続ける時間が、きっと彼の財産になると信じている。
長女は受験の年。今後頑張りたいことは、勉強は勿論、「新たな目標を見つけること」だという。はっきりとした答えがまだ見えないことに不安を感じる日もあるだろう。それでも自分の未来と真剣に向き合おうとしている姿に成長を感じている。また文化祭では実行委員長という大役を引き受け最後までやり遂げた。思い通りに行かないことや、責任の重さに悩む場面もあったはずだが仲間と力を合わせ、無事に終えた後の表情には、大きな達成感と安堵があった。
それぞれが違う悩みを抱え、違う場所で挑戦しながら、確実に前へ進んでいる。嬉しさと同時に少しの寂しさを感じるのも親になったからこその感情なのだと思う。そして私自身も、子供たちの姿に背中を押されながら、親として、そして仕事に向き合う一人の大人として、前向きに歩んでいきたい。立ち止まることがあっても、また一歩踏み出せる自分でありたい。
悩み、挑戦し、やり遂げたこの一年のすべてに感謝して。来年もまたそれぞれの場所で、それぞれの一歩を踏み出していく家族を変わらずに見守っていきたい。
読んでくださった皆様にも、それぞれの「一歩」がありますように。 感謝を込めて、この一年を締めくくります。
